windowsの起動や動作が遅いパソコンの原因と対策

パソコンの動作が重い・起動が遅くなる一般的な原因は大きく４つに分類されます。

原因１.動作性能・スペックの不足 

購入時には快調に動いていたパソコンも時間の経過とともに遅くなります。
それは経年劣化ではなく、windowsの変化にあります。
購入当時とは動かしているプログラムが変わっていますので、購入当時の性能では追い付かなくなっています。
パソコンの性能は簡単に説明するとＣＰＵ・メモリ・ＨＤＤで決まります。（だいぶ省略しています）
ＣＰＵを料理人だとすると、メモリはまな板、ＨＤＤは厨房にあたります。
料理人の腕が良ければ仕事も早く、腕が良くてもまな板が小さすぎると作業に支障が出ます。
厨房が狭すぎると料理人が動けるスペースもなくなり、食材を置くことも出来なくなります。
特にパソコンの性能はＣＰＵが大きな役割を占めますので、
この場合ＣＰＵ交換が一番効果の出る対処なのですが、高性能＝高発熱なので熱対策が必要となりあまりおすすめしません。
それにＣＰＵにはソケット形状が規格で決まっていますので、なんでも合う訳ではなく、
希望するスペックのものが合わずあまり変化がないことも多々あります。
この場合の対処としましてはメモリ増設とＳＳＤ化くらいに留めておいた方が無難です。
それ以上の性能向上を求めるのならば新製品に買い替えるのが一番費用対効果が高いです。
メモリはwindows xpで1GB、windows vistaだと2GBは最低でも欲しいところです。
ＨＤＤ→ＳＳＤ換装はＨＤＤの機械動作を電気信号で処理するため、ソフトの起動などが劇的に向上します。
しかし、読み出し速度が向上するだけで、演算能力が上がる訳ではありません。
体感的に動作速度やレスポンスが向上するのはＳＳＤ換装ですが、何事もバランスが重要です。

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原因２.Ｃドライブの容量不足 
上記原因１でも説明がありますが、ＨＤＤの空きスペースがなくなると動作に支障がでます。
古いパソコンはＨＤＤの総容量が小さいという理由もありますが、
ＣドライブとＤドライブとパーテーションという仕切りを作ってあることにも要因があります。
Ｃドライブが作業場だとするとＤドライブは倉庫です。
作業場に物が増えすぎると作業の支障となりますので、倉庫に荷物（データ）を移動させるだけで
作業スペースが確保できたりします。
また、パーテーションは部屋の間仕切りのようなもので、移動は可能です。
Ｃドライブの容量が一杯な状態なのにＤドライブ容量が空いているならば、
パーテーション変更で対応可能です。
しかし、古いＰＣはＨＤＤ総容量が小さいので、ＨＤＤ換装も良いと思います。

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原因３.ウイルス感染 
ウイルスは目に見えて判るものもあればwindowsの機能の一部に擬態したもの、
パッと見では判断できないものなど多種多様です。
セキュリティソフトが入っていても、ウイルスには感染します。
最近流行の診断商法のようなウイルスは「あなたのパソコンはこんなにエラーがあります」と
警告を出し、無視し続けると本当にエラーを作り出すものもあります。
ウイルス駆除の修理料金は￥8,000～￥18,000ほどで感染度（進行度）によってはリカバリが必要となります。

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原因４.ＨＤＤの劣化・破損 
ＨＤＤ（ハードディスク）は機械部品が多く劣化します。
回転速度低下やその他部品劣化が起こると起動はするけど不安定な状態となります。
状態によりますが、初期劣化であればＨＤＤクローンは可能ですので
ＨＤＤ交換後元の環境や設定のまま使用できます。
劣化や破損が激しい状態だとＨＤＤクローンやデータ救出が難しくなり、
リカバリが必要となります。
ＨＤＤのシーク音（カチャカチャという音です）が大きくなった、または多くなった場合は
出来るだけ起動させずにお早めにお持込みください。

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