原因1.HDD(ハードディスク)やSSDの不良
対処方法としてはHDD(ハードディスク)の交換になります。
HDDの損傷具合次第ですが、破損しているHDDから
うまくクローンを取れれば元の状態に復元できる可能性はあります。
HDDが中度以上の障害があるとクローンを取れる可能性は低下し、
重度障害ですとデータを取れるかも危ういです。
状態が悪いとHDD交換と再セットアップ(リカバリ)が必要になります。
HDD交換は HDD部品代+(HDDクローンorリカバリ料金)でおおよそ¥20,000~¥50,000ほどになります。
バルク品を使用するなどしてコストを抑えておりますが、HDDは消耗品のため中古やジャンク品は使用しません。
HDD容量の小さいパソコンをお使いの場合、これを機に容量の拡張を検討しても良いと思います。
HDDが損傷してしまう要因としまして、経年劣化や熱、衝撃や振動などがあります。
しかし、残念なことに運の要素もある気がします。
10年以上持っているHDDもあれば、熱や振動のない状態にも関わらず3週間ほどで破損したものも確認しております。
寿命を延ばすには埃の対策や振動を与えないことにご注意ください。
原因2.windowsのシステム不良
対処方法としてはwindowsのシステム修復
または再セットアップ(リカバリ)になります。
システムの破損具合にもよりますが
うまく元の状態に戻せる可能性はあります。
起動するシステムが悪いだけなら問題なく復旧できますが、
修復不可な場合は再セットアップとなります。
起動しないOS不良の原因の中にはシステムの破損、ドライバーの破損、ウイルス感染、レジストリの破損
スタートアッププログラムの破損、boot領域の破損など多種考えられます。
システム修復は¥5,000~¥28,000ほど、リカバリは¥12,650+リカバリディスク代になります。
ハード要因の不良がなければデータの救出は問題ありません。
原因3.メモリの不良
対処方法としてはメモリ交換になります。
メモリの不良は負荷テストで顕著にでます。
メモリ容量の小さなパソコンをお使いなら
これを機にメモリ増設を検討しても良いと思います。
メモリ交換はメモリ部品代+交換作業代¥3,150~¥6,000ほどになります。
メモリはパソコンのマザーボードに依存するため機種ごとに規格が違います。
メモリには機器との相性があり、静電気に非常に弱い部品ですので交換には注意が必要です。
同型メモリを2枚刺さないと性能を発揮しないもの(デュアルチャネル)などもあります。
原因4.メイン基盤(マザーボード)の不良
対処方法としてはマザーボードの修理またはマザーボードの交換になります。
マザーボードの電子素子が不具合であれば素子交換修理、
ハンダ接合部の不具合であればハンダ修理が可能ですが、
回路がショートしてしまっている場合や交換不可部品の不具合は
マザーボードの交換となります。
マザーボードの修理の場合、不具合素子のみの交換ではなく、
再発防止のため同部品全て交換となります。
修理費用は部品代と工賃となり、¥6,000~¥36,750ほどになります。
マザーボード交換の場合はジャンク部品(中古品)があるものであれば¥20,000~¥50,000ほど、
リファービッシュ品や新品交換で¥30,000~¥60,000ほどになります。
原因5.電源ユニット・ACアダプターの不良
ACアダプターの場合は一番確実な対処方法が純正新品交換です。
しかし、純正品のアダプターは非常に高価な部品(¥12,000~¥18,000ほど)となりますので
当店では汎用品やジャンク品(中古品)も勧めております。
ACアダプターはメーカーや機種によって電圧・電力量が違いますので
合わないACアダプターを使用するとマザーボード故障の原因ともなりますので注意が必要です。
旧型のメーカー製デスクトップはケース専用の電源である場合が多く、純正品しか入りません。
その場合は純正品取り寄せか、場合によってはケースごと交換してしまった方が安価で即納できる場合があります。